「やるべきことがあるのに、やる気が出ない」
そんな経験はありませんか?
「やる気」というのは何かをする時の「内発的動機」です。モチベーションともいいます。「やる気が出ない」というのは、自分の中に「動機」がないか、もしくは忘れてしまっている状態なのです。
そんな時に、目の前の「やるべきこと」ばかりを見ていても、残念ながらやる気は出てきません。「やるべきこと」がつらいことや面倒なこと・イヤなことになってしまっているのです。「やる気」を出したいなら、「やるべきこと」の目的=未来に目を向けましょう。
何のためにこれをやるのか?
つまり、「目的」を考える。思い出す。
自分は何を目指しているのか?
「目標」を考える。思い出す。
これをやった先にどんないいことがあるか?
明るい未来を思い浮かべる。
自分の中の「動機」を明確にするために、4つの観点から目的・目標や未来を考えてみましょう。
1.自分にとっての有形の目的・目標
やるべきことをやったら自分にはどんなものが手に入りますか?
有形の目的・目標というのは、ご褒美・メダル・賞状・お金など手に入る形あるもののことです。
あなたはどんなものが手に入ったら嬉しいですか?
「ご褒美」といってもいろいろありますね。人によって欲しいものは違います。あなたの欲しいご褒美は何でしょうか?それが手に入るなら少しぐらいつらくてもイヤでも我慢してやれる!というぐらい欲しいものを考えてみてくださいね。
例えば「メダル」。
どんなメダルでしょう?何色のメダルですか?
「賞状」はどんな賞状ですか?どんな風にもらうのですか?
表彰台の上に乗れたら嬉しいですね。
もらったら家のどこに飾りましょうか?
ひょっとすると「お金」が手に入るかもしれませんね。
どれくらいの金額が欲しいですか?
それは何のためでしょう?何を買いたいですか?
旅行に行きたいですか?どこに行きますか?誰といきますか?
手に入るものをいろい考えているとワクワクしてきますね。
ワクワクするからこそ辛く厳しい練習にも「やる気」が湧いてくるのです。目一杯ワクワクしましょう。
2.自分にとっての無形の目的・目標
やるべきことをやったら自分にはどんな感情が手に入りますか?
無形の目的・目標というのは、達成感・自信・楽しさ・嬉しさ・気持ちよさなど、形はないけれど心の中に湧いてくるものです。
あなたが欲しいと思っている「ご褒美」や「メダル」や「賞状」や「お金」が手に入ったら、どんな気持ちになるでしょう?
「ご褒美」を実際に手にした自分を想像してみてください。誰から受け取りますか?その場面を想像してみましょう。
みんなどんな言葉をかけてくれますか?
あなたはどんなことを言っていますか?
その時、どんな気持ちになっているでしょうか?
本当に欲しいものは、目に見えないものかもしれません。
形のあるものは、その場は嬉しいけれど、意外と心に残らなかったりもしますね。
逆に、心の底から嬉しかったこと・感動したこと・感激したことなどは、どんなに月日が経っても昨日の事のように思い出せたり、その時の感情がよみがえって来たりします。
それは、その後の人生にも大きな影響を与えてくれるかもしれません。
あなたはどんな気持ちを味わってみたいのでしょうか?
3.他者にとっての有形の目的・目標
あなたが目標を達成したら、周りの人や社会には何が手に入りますか?
他者にとっての有形の目的・目標というのは、家族や友人など自分以外の人や、チーム・会社・お客様・社会などが手にする形あるもののことを言います。
あなたが「ご褒美」を手にしたとき、周りの人にも影響があると思いませんか?
あなたが手にしたものはあなただけのものでしょぅか?
家族にとっても価値のある大切なものではありませんか?
人は、自分のためよりも「他者のため」を思った時の方が力を発揮できることが多いのです。
「駅伝」を見たことがありますか?
仲間がつないでくれた、仲間の汗の沁み込んだタスキをつないでリレー形式で長い距離を走りますね。
どんなにフラフラになっていても、どんなに苦しくても走り切れるのは、仲間がつないだタスキを次の中継点で待つ仲間に渡すためです。一秒でも速く、一歩でも前へと進む姿からは、仲間やチームを思う気持ちがヒシヒシと伝わってきます。
自分がゴールに着くことは、自分のためだけではなく仲間や応援してくれる人たち、支えてくれる人たちみんなのゴールにつながっています。
4.他者にとっての無形の目的・目標
他者にとっての有形の目的・目標というのは、家族や友人など自分以外の人や、チーム・会社・お客様・社会などが心の中に感じることを言います。
家族が喜んでくれたら嬉しいですよね。友達が喜んでくれたら嬉しいですよね。
仲間やお客様など大勢の方から「ありがとう」と言われたら、つらいことやイヤなことも吹っ飛びませんか?
周りの人が喜んでくれる様子を思い浮かべてみましょう。
あなたはみんなの輪の中に一緒にいます。
「私一人で達成した!」と思っているでしょうか?それとも「支えてくれたみんなのおかげ」と思っていますか?周りの人に「ありがとう」と言っていますか?
あなたが「やるべきこと」をしっかりやることで、あなた以外の人にも目的・目標・未来が手に入るのです。そう思うと、「やる気」が湧いてきませんか?
これらをしっかり意識した上で、「やるべきこと」に目を向けてみましょう。
まとめ
「やる気が出ない」とき、人はその向こうにある大事なものを忘れています。その大事なもの…目的・目標を明確にして、しっかり未来を見ると「やる気」が湧いてきます。
自分にとって本当に価値のある4つの目的・目標、すなわち、
1.自分にとっての有形の目的・目標
2.自分にとっての無形の目的・目標
3.他者にとっての有形の目的・目標
4.他者にとっての無形の目的・目標
この4つ全部を常に意識しておきましょう。
自分の「やる気」を引き出す方法を知っておくと、あなたが取り組むあらゆることの結果・成果が変わります。
まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。